日本子ども家庭福祉学会 -Japan Society of Child and Family Welfare-

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リレー随想 ~会員および現場からの声 vol.5

リレー随想 ~会員および現場からの声 vol.5

「なぜ」から「どうすれば」 上智大学大学院総合人間科学研究科社会福祉学専攻博士...

「なぜ」から「どうすれば」

上智大学大学院総合人間科学研究科社会福祉学専攻博士後期課程
大原天青

「『なぜ』、そんな行動をとってしまうのだろう・・・?」

中学時代、非行化する友だちを見て、ふと考えたことだ。思春期という誰もが悩みを抱えるこの時期に、「ずいぶんと自由で楽そうだ!」とも感じたことを記憶している。
時間の経過とともにその時の感覚も薄らぎ、思い出すこともなくなっていった。
そんな記憶を思い出したのは、学部生時代、夜間指導員として児童相談所の一時保護所に入所した子どもたちと出合った時だった。
「なぜ?」
衝撃的だった。幼児を泣かして喜ぶ小学生、挑発的で暴力的な言動を繰り返す中学生、自傷行為を行い「他の子どもからやられた」と報告に来る子ども・・・。まるで情緒や行動のコントロールの機能が麻痺しているようだった。
初めの数年間は「なぜ」に向き合う日々だった。しかし、数年経過するにつれ、問いが変わってきた。

「『どうすれば』、そんな行動をとらなくなるのだろう・・・?」

今、子ども家庭福祉にそのヒントを求め、根拠を作成することに取り組んでいる。

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