日本子ども家庭福祉学会 -Japan Society of Child and Family Welfare-

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リレー随想 ~会員および現場からの声

リレー随想 ~会員および現場からの声

東京学芸大学 馬場 幸子  私は本学会設立当時からの会員です。でも、途中9年間米...

東京学芸大学
馬場 幸子

 私は本学会設立当時からの会員です。でも、途中9年間米国で過ごし、2010年に東京学芸大学の教員として日本に戻ってきたので、帰国した当初は、タイムスリップしたような、浦島太郎になったような感覚がありました。この10年、日本の児童福祉をめぐる情勢は、良くも悪くも本当に大きく変わりました。新しい制度や取り組みも生まれました。「要保護児童対策地域協議会、え、なんですか、それ?」「スクールソーシャルワーカーがこんなに増えている!その昔私が興味を持ったころには、『日本にありもしないものを勉強してどうする。』とまで言われたのに...。」
 これから10年先はどうなっているのでしょうか。ふりかえった時、よくなったな、と思える変化が沢山あるとよいなと思います。子ども家庭福祉に関わる学術・研究団体である本学会がその進歩に寄与するためには、会員一人一人の、子ども家庭福祉の増進へ向けた取り組みが欠かせません。皆さんはどのような形で貢献されるのでしょうか。
 私は...、と考えたとき、2つ考えが浮かびました。①私個人ができることは限られている。②私だからできることもある。個人でできることは限られているから、多領域の人と協力をする、現場の人に教えてもらう、当事者の方の力を借りる。外国から日本を見るという経験をした自分だからわかる日本の独自性、利点、弱点もある...。
 この学会に限らず、子ども家庭福祉に関わる全ての人たちが、つながりあい、自分の個性を生かせるならば、それは、全てが合わさった時に大きな流れとなりうるのではないでしょうか。それとも、こんな考えは、甘すぎるでしょうか...?

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